日本初となるアンドレア講師によるイコライゼーションアカデミー開催!
フリーダイバーのための耳抜き講習会の第1回目が終了いたしました!
コースのご案内はこちら→ https://www.ningyo-japan.org/equalization-academy
参加者28名の方、通訳サポート、そしてアンドレア、皆様2日間お疲れ様でした。
今回は初めての開催ということで日本全国より多くのフリーダイバーが申込み、開始わずか数分で満席に・・・
やはり多くのフリーダイバーが耳抜きに関する悩みを抱えており、重要な課題だと改めて感じました。
世界トップフリーダイバーで理事のメンバーたちも今回の講義を聞き、耳抜きへの理解が大きく変わったと絶賛。
参加者の皆さんも8時間×2日間、真剣に受講されてました。
アンドレア・ズッカーリ紹介
今回はるばるエジプトから35時間かけて日本にお越しいただきました。
1974年、ローマに生まれのイタリア国籍/スイス国籍。 オートレーサー(競技二輪)として活躍後、31歳の時エジプトシャルム エル シェイクにてスクーバインストラクターへ転身。 その後すぐフリーダイビングに出会い、エジプトのシャルム エル シェイクで、アプネアアカデミーインストラクターとなりウンベルトペリッツァーリ氏に師事。 2007年(33歳)AIDA世界選手権大会へ初出場。 スイス選手として競技に臨み、CWT・CNF・FIMにてスイス国家記録を数々更新していく。 2013年にVAR(135m)、2014年にNLT(175m)でAIDAイタリア記録を樹立。 更に2017年にはNLT(AIDA準拠相当)で”My Limit 185m”へ到達(AIDAがVAR/NLT記録を更新停止後)。 2012年にエジプト最大のフリーダイビングセンター”Freediving World”を創設。 オーナーとして、後進インストラクターの育成、AIDA公式大会の運営、また”Equalization Academy”として世界各地で、EQ技術の伝道師として、普及のためのワークショップを実施している。 彼の指導の元、耳抜きの課題を克服し、到達深度を飛躍的に深めたトップフリーダイバーは数知れない。 参考
イコライゼーションとは?
イコライゼーションとは圧平衡のこと、耳抜きはあくまでもイコライゼーションスキルの一部で、耳以外にも体内空間を圧平衡する必要があります。今回はわかりやすいタイトルとして耳抜き講習としておりますが、この講習ではイコライゼーションの全てを学ぶことができます。
なぜイコライゼーションを学ぶ必要があるのか?
フリーダイビングは呼吸を止めて水中を潜るスポーツ。競技ではより長く、より深く潜ることを競います。
ここで重要なのが、水の中で深く潜るためには耳や体内にある空間を水圧から守るために「圧平衡」をしなくてはいけません。圧平衡ができず潜り続けると体内の各器官に重大な損傷がおき、最悪大きな事故を引き起こす場合があります。
つまりどれだけ息を長く止められても、どれだけスイムスキルを上げても、このイコライゼーション次第で深度が決まってしまうのです。つまり先にイコライゼーションスキルを習得する方が快適にストレスなく深度を伸ばすことができます。
どんなことが学べるのか?
アンドレアいわく、知識とスキルを習得すれば呼吸や話すことと同じぐらい簡単にイコライゼーションができるようになると。彼は100mへ潜ることはファンダイビングぐらいの気持ちだと話していました。
本講習のゴールは、
1、イコライゼーションにかかわる体内器官の機能への理解の深化。
2、イコライゼーションにかかわる体内器官の使い方の習熟。
3、シフトエアーの概念と手順の理解。
4、複数のイコライゼーションノの手法を理解し、使い分けること。
まずは身体の構造を理解し、体内で空気を上手に動かし、各器官へ送り込む方法を教わります。
そうして様々なイコライゼーションテクニックを習得することができます。
その他にもオトベントなどのイコライゼーション補助具を使ったトレーニング方法など、多くの知識とスキルを学ぶことができました。
アンドレアは多くの生徒がいるなか、一人一人の質問に丁寧に答え、時間いっぱいレクチャーしていただきました。
本来このイコライゼーションコースは3日間で開催する内容ですが、それを2日間で詰めて実施していただき、休憩もほとんど取らず精一杯講義していただき本当に感謝しかありません。
今回多くのフリーダイビングインストラクターにも受講いただき、これから各インストラクターから質の高い耳抜き講座が行われることでしょう。
今回ご参加いただけなかったかたもこれから日本で行われるコースにご期待ください。
また、来年以降もこのようなコースが開催できるよう努めて参りますので、またの特別講座にもご期待ください。
まだあと2日!アンドレア先生よろしくお願いします!
今回ご協力いただきました施設の皆様、通訳サポートの方誠にありがとうございました。
●施設協力
東京コミュニケーションアート専門学校
動物トレーナーやトリマーなど、動物、海洋生物、自然環境のスペシャリストを目指す専門学校。
●通訳協力
北濱淳子様|矢部紀行様
今回フリーダイバーのお二人に通訳をお手伝いいただきました。一般の通訳者では翻訳が難しいフリーダイビングや体内器官の専門用語も参加者にわかりやすく翻訳して頂きました。準備から当日の実施まで本当にありがとうございました。
最後は全員で認定式、そして懇親会!
皆様本当に2日間お疲れ様でした!
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